2023/11/24
これから注文住宅を建てる計画を持つ方は、狭小住宅以外では駐車場は少しでも多く確保しておくことは推奨できます。一般的な戸建て住宅の場合、敷地内に2台程度の駐車スペースを確保している住宅が多いのですが、注文住宅を建てる時には夫婦で2台の自動車を駐車させることを設計に入れたとしても、後にお子さんが自動車免許を取得して3台目となる自動車を必要とする事例も少なくはありません。この問題は土地の坪数により違いが出てくるものなので、簡単に駐車スペースを確保することが難しい可能性は否定できません。それでも注文住宅を建てた際には背の低い外塀を設置したり、エクステリアにはレンガやタイルを敷き詰めたりガーデニングや家庭菜園を楽しむ方も数多く存在しています。
ただし、将来的に3台の自動車の駐車スペースを確保するには、エクステリアは簡単に駐車スペースに変えることが出来る範囲にすることは最善策です。土地面積の広い住宅であれば4台以上でも十分に可能ですが、坪数が70坪程度の範囲であれば、注文住宅を建てる際には1台分をビルトインにするなど、何らかの工夫を施しておくことも必要です。高さのある外塀や門扉を設置してしまうと、後からリフォームする際に多額の料金が掛かりますが、自動車の台数が増えることを予見できるのであれば、設計段階から工夫をすることは後に後悔しません。現在では一般家庭用の電動式立体駐車場も導入できますが、後悔をしないためには慎重な設計は重要です。
